30代40代の理想の家計割合のネックは「子供」!

子育てにはお金も必要
子供ができ、いよいよお金の運用が大切になってくる30代、40代。 もし貯蓄額が少なければ、もしかして子供の望む進路に進ませてあげられないかも知れない。
子供の教育費にお金を使いすぎれば、老後の生活が苦しくなるかもしれない。 こういった様々な不安に取り巻かれ、「何とかしなくては」と、お金や資産運用に対して真剣に向き合い始める時期でもあります。 こんな時、理想の家計割合が分かっていると、家計見直しの目安になります。
いま30代ですが、自分たちの年代における家庭の理想の家計割合を教えてください。
30代のご家庭は、一般的に小学生以下のお子さんがいらっしゃることが多いですね。 ですので、小学生以下のお子さんが一人いる家庭と仮定して紹介します。
そういった家庭での、家計の理想的な割合は下記の通りです。 30代の平均収入は32.1万円ですから、手取り27万円として概算してみると、このようになります。
手取り額 27万円
食費 14% 37,800円
住居費 25% 67,500円
水道光熱費 6% 16,200円
通信費 5% 13,500円
お小遣い 10% 27,000円
教育費 10% 27,000円
保険料 6% 16,200円
娯楽費 2% 5,400円
被服費 3% 8,100円
交際費 2% 5,400円
日用雑費 2% 5,400円
その他 3% 8,100円
貯蓄 12% 32,400円
ご家庭の実際の家計割合と比較してみて、いかがでしょうか。
大きくかけ離れた支出があれば見直しを行って、できるだけ理想値に近づけて下さい。
もしお子さんがいらっしゃらなければ、この理想割合にある「教育費」は、そのまま貯蓄へ回して構わないでしょう。
40代に入っても、理想の家計割合は30代の頃と同じように考えておけばOKでしょうか?
40代のご家庭の場合では、中高生のお子さんが一人のご家庭を想定してみましょう。 お子さんの成長に合わせて、出費項目は変化します。
つまり、理想的な家計の割合はまた変わってくるということを知っておくとくと良いでしょう。 40代の方の平均月収は42万ですから、手取り36万と仮定して計算してみましょう。
手取り額 36万円
食費 15% 54,000円
住居費 25% 90,000円
水道光熱費 6% 21,600円
通信費 6% 21,600円
お小遣い 10% 36,000円
教育費 12% 43,200円
保険料 6% 21,600円
娯楽費 2% 7,200円
被服費 3% 10,800円
交際費 2% 7,200円
日用雑費 2% 7,200円
その他 3% 10,800円
貯蓄 8% 28,800円
30代(小学生以下の子供あり)と比較して割合が増えたのは、食費・通信費・教育費です。その分、貯蓄に回せる額は減ってしまいました。
通常、40代のお子さんはもっともお金がかかる時期となりますから、この時期には最低限度の貯蓄しかできないと考えておくべきです。
特に、大学受験を考えている場合、塾通いなどで高校生になってからの教育費がぐんと増えます。教育のための積立は子供が中学校のうちまでに済ませて、中学までの教育費は、月々の収入のうちからやりくりして出すのが理想的です。
なるほど、やはり家計において教育費は大きな割合を占めるのですね。今30代で小学生の子供がいますが、今後どの程度教育費がかかってくるのでしょうか。
教育費の額は、子供の進路によっても変わってきます。
私立通いさせるのか、公立のみにしぼるのか、また、大学まで行くのか、高校を出たら就職するのか。
子供本人の希望もあるかと思いますが、親の方でもある程度ビジョンを持っておく必要があります。 いま子供さんが小学生とのことですから、中学校以降を一般的な教育費で計算すると、このようになります。
  • 私立中学380万+私立高校313万+私立大学(文系)329万=1,022万円
  • 公立中学141万+公立高校156万+私立大学(文系)329万=626万円
  • 公立中学141万+公立高校156万+公立大学(文系)256万=533万円
  • 公立中学141万+公立高校156万=297万円
これだけの教育費を出すために、いつまでにいくら貯めておけば良いでしょうか?
大学進学を視野にいれた場合、中高までの学費は生活費から出し、大学の費用を積み立てておくということが理想的です。
公立の中高を出てすぐに就職するのであれば、子供が一人の場合、月々の収入から教育費を捻出できるでしょうから、教育費の積立は不要でしょう。大学進学の場合、4年間に年50万程度は支出すると仮定しましょう。
私立大の場合、文系なら329万円が目安ですから、
329万-50万×4年=129万
この額を、大学進学までに貯蓄しておけば間に合います。 このぐらいなら、いけそうではないでしょうか? もちろん、大学院まで行ったり、医学部薬学部の場合には、まったく金額が変わってきます。
志望校の費用を調べて、同じように計算してみて下さい。 なお、この試算は自宅から大学に通うことを想定しています。 もし一人暮らしする可能性が高い場合には、目標額に生活費500万を足して下さい。
理想としては、中学から私立に入れたいと思っているのですが…?
中高から私立の場合、これは生活費から学費を払うことは難しくなります。
中学入学前から、貯蓄や積立が必要になりますね。 大学の時の試算と同じように、年50万ずつ生活費から学費を出すと仮定しましょう。
  • 中学入学までに:380万-50万×3年=230万円
  • 高校入学までに:313万-50万×3年=163万円
それぞれの入学時期の前までに、これだけの貯蓄が確保できると理想的です。
ただし、年50万ずつの支出としましたが、これ以外に中学なら高校・大学の、高校なら大学の費用のための貯蓄が発生します。
その分も確保した上で、実際の家計から支出が可能かどうか計算してみて下さい。

30代40代の家計理想割合のまとめ

30代、40代の家計のうちで、教育費がかなり大きいウエイトを占めることがお分かりいただけたと思います。
教育費に関しては、子供本人の進路の希望などがありますから、子供が小さいうちは、分かる範囲で想定しておきましょう。その後、子供の希望をよく聞いて、計画を立て直していくようにすると良いです。
また、この年代は、マンションにせよ戸建にせよ、マイホームを持つ人の割合が50%を超えます。ローンを組む際に気を付けたいのが、「住宅費用の割合は収入の25%以内が理想的」という点。 住宅ローンは一度組んでしまうと、返済額を減らすということはできませんから、ここの割合を間違えると、後々まで家計を圧迫することになります。
老後の準備をスムーズに行えるかは、この年代のお金のやりくりで決まってきます。
できれば30代、40代のうちに、「生涯の資金計画」を立てられる知識を身に付けてしまうのが理想的。 家計のやりくりによって、見えてくる将来は全く違ったものになります。今からでも遅くはありません、ぜひ正しい知識を身に付けて、充実した人生を切り拓きましょう!

このページの先頭へ