20代の投資は「人生の目標ができた時に使うお金を作る」こと

20代の投資の目標は?
資産の運用と言うと、資金に余裕がある人の行うものというイメージがあるかも知れません。しかし、理論に基づいた準備を行えば、20代のうちからでも、チャレンジすることができます。
20代のいいところは定年までの間の期間が長いこと。利息を利用したローリスクの運用を始めるには、もってこいの時期です。
同じ利率でも、20代の人が60代まで預けるのと、40歳の人が60歳まで預けるのとでは、2倍近い開きになりますからね。 そうした、独身20代の人から集めた質問に、お答えしていこうと思います。
20代の投資準備は、どのようなことをすれば良いのでしょうか?
まずは、自分の収支の見直しから始めてみて下さい。 フィナンシャルプランニング上では、 家賃や光熱費など月々必ずかかってくる「固定費」、娯楽などその時々で変わる「流動費」それぞれに、「生活費に占める理想の割合」があります。

手取り18万円での資産

20代の平均年収は約300万ですから、手取り18万くらいでしょうか?手取り18万でも、この理想値に沿って計算すると、月45,000円を投資に使えることになります。
その45,000円を、たとえば3万円を貯蓄(何かの際にすぐ引き出せる貯金)に回し、残りの15,000円を運用資金に割り振ると、ただお金を貯めていくより、積極的に運用できますよね。

収支を見直すためのコツ

自分の収支を見直したい場合には、支出を「削れるもの」と「削れないもの」に分類してみましょう。更に、「削れるもの」の中で優先順位を設定して、順位の低いものから削っていけばOK。
つけたまま使ってない(もしくは忘れている)携帯電話のオプションとか、雑誌を年間契約で買っているのに全然読んでいないとか、ありませんか?日々の生活で何となく見落としている「無駄」を、思い切ってはぶくことが大切です。
その金額だけで考えると大したことのない額でも、これらの出費をもし1年、5年、10年と続けるといくらになるか計算してみると、それらはかなりの額になってしまいます。この思考を持つことは有効です。 例えばタバコ。やめようと思いながらもやめられず、10年間で80万以上の出費だとわかったら? ほら、やめる理由が、できますね(笑)。
今もっているお金のうち、いくらを投資に回せば良いかなど、どう判断すれば良いのでしょうか?
いくらを投資に使うか決める前に、自分が経済状況的に「投資ができる状況であるかどうか」を判断することが必要です。
  1. 預金や現金など自分の資産-ローンなどの負債=マイナスになる
  2. 手取り収入-生活資金=マイナスになる
この1と2、いずれかに該当する場合には、「余裕がない」ということになります。 先に借金などの返済や、生活費の割り振りを見直す方を、優先して下さい。 もし、1と2がどちらもプラスであれば、投資ができる余裕があると言えます。
ただし、人生には「何かの理由でしばらく働けない」時期が必ずあります。 病気の心配が少なく、まだ扶養する家族のいない独身20代であっても、緊急用のお金を手元に残しておく必要があります。
現在の貯金-生活費6か月分=プラスになる
この額の蓄えが備わったら、いざ運用スタートです!

独身20代の投資まとめ

初心者は、つい「いくら稼ぐか」に注目しがちですが投資とは本来、「将来起こるであろうイベントで使うお金を作るため」に行うもの。お金が密接に絡んでくるイベントには、例えば、下記のようなもの がありますね。
  • いつごろ結婚したいのか、結婚式はするのかしないのか
  • 子供は作るのか、作るなら何人欲しいのか
  • 住宅は買うのか、借家でいくのか
20代の人は、例えば30代の人とくらべ、こういったことに対するイメージが曖昧なことが多いのではないでしょうか。 もしそうであるなら、投資は「自分の目標が定まった時に、すぐ行動できるため」に行うものとなります。
そういう方におすすめしているのは、7年かけて今の年収と同じ額を貯めるということ。 毎年、年収の15%を貯蓄(利息なし)していけば、7年間で年収と同じ額が貯まりますから、決して無理のない数字だと思います。
また、まだ若く吸収力がありますから、資産運用の勉強をしてみても良いかも知れません。 ただし、資産運用=投資ではありません。資産運用をするには、人生における「マネープラン」が必要になります。

マネープランの立て方

  1. 給与や貯蓄、投資などで得られる生涯にわたる資産を概算します。
  2. 結婚・出産や子供の学費やマイカー購入など、今後の人生で起こるであろうイベントを想定し、どの時期でいくらかかるかなどの費用を概算します。
  3. いつまでにいくらお金が必要か、出費の多い時期は貯金を切り崩すのか、そこに照準を合わせて投資を行うのか、など計画を立てます。
このマネープランを立てるには、投資以外に、税金やローンなど様々な知識が必要なのです。しかし、独学では時間もかかりますし、どの情報が法改正の反映された最新のものか、判断しづらいもの。
そうした意味では、運用に必要な知識の習得と、キャリアップが同時に実現できる金融系の資格を取得するのもありかと思います。たとえば、FP資格であれば、6万円程度の通信講座でも取得できますし。ちょっとした自己投資で、将来の「安心」を掴みとりましょう!

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